立命館学園闘争の記録 『支配に抗う〈正史〉』の概要

一、発端

二、波紋

三、闘いの開始

四、崩壊と激戦

◇1月18日:五者共闘、本部封鎖の実力解除行動に出るが中川会館前で焚火をたいて見守っていた一般学生に阻まれる。

◇1月20日:理事の相次ぐ辞任で崩壊した理事会にかわり大学本部なる組織を設置し本部名で「封鎖解除一万人集会」を呼びかけ再び実力行使に出るが、広小路キャンパスを埋め尽くした一般学生にまたも阻まれる。

◇1月21日:全学教授会、平和解決を確認したが、学友会執行部は従わず。

五、展開

◇1月25日:全日本史闘争委員会「全ての争点を構築論」アピール、「現在、旧日本史専攻には我々学生が存在しているのみであり---全展開の主体者と我々はなりうる」

 日本史は一番苛烈な闘いを続けていた。教員のすべてが辞職していた。元講師の師岡、助手高野が加わり、全共闘のなかで唯一、教員が合流し、「全日本史闘争委員会」と称したのだ。

◇2月7日:法学部学生大会、民青執行部の中川会館封鎖解除決議を否決し法闘委の大衆団交要求決議を可決して、執行部をリコール。

六、天王山

◇2月12日:総長、理事会団交

七、氷雨

◇2月18日:法学部学生大会、占拠拡大方針、存心館封鎖を決議し実行するも、民青との激しい攻防戦となる。

◇2月19日:末川総長、小田理事長、共同声明。

 全共闘、共同声明を受け取り、中川会館から退去。

あとがき

立命館学園闘争外史

連絡先:tugobua1969@gmail.com

天野博(Amano Hiroshi)